Don’t play with me.

                   ショートストーリー創作  村川義郎
                   英文翻訳/解説      三田弘美
                   英文校閲    Kenneth Emanuel
                   編集校正        藤田比佐代

ボス:健! ごまかさないで本当のことを言え!当社は存亡の危機なんだぞ。
   すべてはこの取引にかかっているのだ。
 健:分かっています。ただ先方の女社長は手強いんです。
ボス:彼女は気がないふりをしてじらしているだけだよ。

(電話がなり、健が電話を取る。)

奈緒:もしもし、健ちゃん? 良かった! あのね、今晩Gクラブで綾戸千恵
   が演奏するのよ。今夜、聞きに行かない?
 健:何だって? 今そんな場合じゃないよ、からかうのは止せ!
奈緒:一体どうしちゃったの?

Boss: Ken, don’t try and play me a trick, give it to me straight.
   Our company is in danger of going out of business!
   Everything is riding on this deal.
Ken : I know, but the female president plays hardball.
Boss: She is just playing hard to get.

(The phone rings and Ken gets it.)

Nao : Hello, Ken? Oh, good! You know, Ms. Chie Ayado is playing at the G
   club tonight. Why don’t we go and listen (to her performance)?
Ken : What? I don’t have time for that kind of thing. Don’t play with me.
Nao : What the heck just happened?

・★・・今回のショートストーリーは ‘play’ を使って、少し ‘play’ して
    みました。・・★・

今回のキーセンテンス

◆Don’t play with me. 私をからかわないで。◆
  『トロイ』より

解説

Don’t play with me./ Don’t tease me. =からかうのは止せ。
【用例】
 1)Don’t play with me, young lady.『プリティ・ウーマン』  
    からかわないでね、お嬢さん。

その他に  ‘No kidding.(からかうのはやめて/ 冗談でしょう)’ という表現があります。また、類似表現に、‘Are you kidding?(からかっているのか?)’ ‘You’ve got to be kidding.(からかっているにちがいない)’ などが
あります。これらは、軽い感じで使われることが多いのですが、時として、深刻
な状況で怒りの気持ちを込めて使われることもあります。‘Don’t make a fool of me!(ばかにするな!)’ になると完全に怒った表現となります。

playの表現いろいろ

Don’t play me a trick. =ごまかすな。

‘play someone a trick’ “(人)にいたずらをする/(人)をだます/(人)をご
まかす” 他に ‘play (silly) games’ “いい加減な〔無責任な〕態度をとる〔振
る舞いをする〕” があります。また、“白を切る” にぴったりなのが ‘play
innocent’ です。“白ばっくれるな” は ‘stop playing innocent’ といいます。

play hardball
 =(事業・政治などで)(人に)攻撃的[強引・強硬]に振る舞う/
  厳しく当たる

【用例】
  1)‘If he wants to play hardball, I’ll play hardball.’ ‘Very well.’ 
                『クイズショウ』
     “彼が強引に来るのなら、私も厳しく行くぜ。” 
     “結構だ。”

  2)Easy, easy. Calm down, calm down, calm down, David. Mr. Lewis
    plays hardball.  『プリティ・ウーマン』
     落ち着け、カリカリするな、デイビット。ルイス氏は強引な方だよ。
       * “手強い相手” は ‘a tough customer’ でもよい。

play hard to get(with someone)
 =気のないふりをする/ 気がないふりをしてじらす/
  もったいをつける

字義どおりには “手に入れるのが難しいふりをする” で、主として男女関係に
おいて使います。女性が相手を惹きつけるためによく使うテクニックの一つで
す。男性についていう場合にはふつう男女関係ではなく、仕事などを頼まれたと
きに、条件をよくしてもらおうとするテクニックとなります。
今回のショートストーリーの中から↓

She is just playing hard to get.
彼女は気を惹こうとして演技しているだけだよ。(気がないふりをしてじらしているだけだよ。)

【用例】
  1)And don’t think by playing hard to get you’re gonna raise the price
    on that story.   『ローマの休日』
    もったい付けてその記事の値段を吊り上げようなんて考えるなよ。

  2)You should call her again. I think she’s just playing hard to get.
     彼女に電話しなさいよ。彼女は君の気を惹こうとしてじらしている
      だけだと思うよ。

~ play at … = ~が…で演奏する

play with fire=危険な火遊びをする

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