I’m not up for this!

                  ショートストーリー創作   村川義郎
                  英文翻訳/解説       三田弘美
                  英文校閲          Steve
                  編集校正         藤田比佐代

奈緒:健ちゃん、“学園祭”は英語で何というの? ねぇー、聞いてる?
 健:奈緒、今仕事で大変なんだ!

(いらいらしている健を無視して)

奈緒:これ、あなたの大学の学園祭パンフレットよ。11月3日から6日迄
   ですって。 ねっ、見て、見て。入場券が宝くじにもなっていて、
   一等賞は新モデルのベンツですって! すごい!!行かなくっちゃ!
 健:君が行きたいのならいいよ。
奈緒:あっ、誰でも仮装行列に参加歓迎ですって! 健ちゃんの仮装姿
   見てみたいわ。

(健、渡されたパンフレットをしぶしぶ見ながら)

 健:僕はこんな事に向いていないよ。

Nao: Ken, what do you say “Gakuensai” in English?
   Hey, are you listening to me?
Ken: I’m up to my ears in work now, Nao!

(Ignoring the fact she had irritated Ken,)

Nao: This is a brochure on your university’s homecoming. It’ll be held
   from November 3rd to 6th. Hey, check it out. The admission card is
   also a lottery ticket, and the first prize is the new model Mercedes-
   Benz! Awesome! We cannot miss it!
Ken: Ok, it’s up to you.
Nao: Oh, it says that everybody is welcome to join a costume parade!
   I’d like to see you in a costume.

(Ken reluctantly taking a look at the brochure,)

Ken: I’m not up for this.

今回のキーセンテンス

◆I’m not up for this! 俺はこんなことしたくない!/いやだ!◆
     『コラテラル』より

解説

映画のタイトルについて

原題の‘Collateral’の意味は“付随事実〔事情〕”。
これではあまり意味が分かりません。この映画のパンフレットには“Collateral…
間違った時に、間違った場所に、偶然いた人間/偶然居合わせてしまうこと”と
解説されています。映画のシナリオ作家も題名では苦労しているのでしょう。
あのTom Cruiseが情け無情の殺し屋に扮するこの映画、必見ですね。

映画での場面

ヴィンセント(Tom Cruise)が殺人をするために自分のタクシーに乗っている
ことがわかり、パニックになるマックス(タクシードライバー)。彼はその状況
に耐えられずこう叫びます。

be up for~=~したい/ ~に乗り気で/ ~に向いている

<例文>
 1)‘It’s like summer outside.’   ‘No. I’m really not up for it.’
            『ゴースト/ニューヨークの幻』
    “外は真夏のようだ。”  “ああいやだ、真夏には全く閉口するよ。”
 2)Who’s up for a dance?  『海辺の家』
    踊りたい人は?

be up  いろいろ


be up to one’s ears in ~ =~に没頭している/~で身動きができない

<例文>
 1)Honey, take the kids. Go to McDonald’s. Please? I’m up to my ears
   in this.『ハリウッド・ミューズ』
    ねぇ、あなた。 子ども達を連れてマクドナルドに行ってきて。 
    お願い。 私、このことでとっても忙しいの。 
 2)I’m up to my ears in work now.
    今仕事で大変なんだ。

be snowed under with work
 =仕事に追われて大変である/仕事が多すぎて処理しきれない

be up to one’s neck in ~=~にどっぷりつかっている/~に夢中である

It’s up to you.
《解説》ネイティブスピーカー Steve からのコメントです。
    ‘It’s up to you.’ sounds like ‘Ken is not so interested.’
    More interested would be ‘If you want to go, I will. It’d be fun.’

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